トップページ  |このサロンのご案内ページ   |このサロンの写真集 |いままでの活動内容と歴史 |

モンゴル文化が薄れていくことが寂しい
〜 緑園国際交流 第73回 トークサロン 〜


スピーカーの韓旭芳さん
スピーカーの韓旭芳さん
 「内モンゴルと外モンゴルの違いが分かる人はいますか」と、最初に参加者に問いかけていた。外モンゴルは独立国(朝青龍の出身国)となったが、内モンゴルは、中国領となり、「民族区域自治」単位として内モンゴル自治区となっている。モンゴルは、遊牧民族として知られているが、「現在は牧畜をやめて都市や農村に居住する割合がかなり多くなっている。草原が砂漠に変わってきているし、モンゴル語を話せない人がだんだん多くなってきているし、モンゴル文化が薄れていくことが寂しい。」と語っていた。
自分の名前をモンゴル文字で
自分の名前を
モンゴル文字で
草原の中の住まいパオ
草原の中の住まいのパオ
同自治区では、漢民族が約80%、モンゴル族17%近くとなっているとのことだ。

 「内モンゴルの文化・習慣と日本の印象」というテーマで、6月23日(土)午後、緑園都市コミュニティ協会(RCA)国際交流委員会主催の第73回トークサロンが緑園クラブハウス行われた。今回のスピーカーは、内モンゴル自治区からの留学生で、横浜国立大学国際社会科学研究科修士課程で経営学を勉学中の韓旭芳さん。
 
 モンゴル文字は縦書きで、中国語と併用して使われていること、食事面では朝食の様子、特別料理は羊の丸焼きとその食べ方、人気のしゃぶしゃぶなど、住宅としてのパオとその組立て風景や外側が皮で覆われていることから冬マイナス30度にもなるが暖かいこと、競馬やモンゴル相撲の様子、モンゴル語で「青い城」という意味の首府フフホト(呼和浩特)の見どころなどを写真を中心に日本語で説明していた。 住まいについては、トイレ、風呂、水などでの質疑応答で盛り上がっていた。

 
日本の印象としては、モンゴル、中国と比べ、交通が便利、環境がいい、人が優しい、治安がいいと話していた。日本での修士課程終了後は、マーケティングに関心があり、日本企業への就職を希望している、とのことであった。