ミヤンマー(以前はビルマと呼ばれた)は、はるか約2500前(日本より1000年前)に仏教が伝来、金60トン黄金に輝くシュエダゴンバゴダをはじめ、多くのパゴダが立ち並ぶ紀元前古代のミヤンマー王朝の古都バガン、海抜1100mの崖っぷちに危うく置かれた金色に粉飾された巨礫キャイクティオなど、伝統的に信仰厚い仏教国の遺跡は今なお守られている。
ミヤンマーには今なお世界最古のハープと言われる竪琴や、伝統音楽、舞踊、衣装が各部族ごとに伝えられ、4月の水掛祭り(お正月にあたる)やインレー湖の村民の暮らし、首長族として有名なパダウン族、風光明媚なナワフサウンビーチ、世界最長の古代チーク材で作られた橋など、プロジェクターや動画像を用いミヤンマーの魅力を十分に紹介いただいた。
スピーカーのジンジンさんは、あでやかな民族衣装を着てスピーチされ、現在は横浜国大の大学院で学ばれているが、ミヤンマー政府の経済省の官僚として日本留学されておられるが、近々(8月)帰国され、市場開放経済化、ASEAN加盟も果たしたミヤンマーで、今後日本で習得した成果を生かし、国の発展に力尽くされ発展されんことを期待すると同時に、彼女の持つ人柄の良さ、ミヤンマーのよき伝統も受け継がれることを望まれる。
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