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スピーチした留学生たち |
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「YNU日本語スピーチ大会2011」が10月29日(土)横浜国立大学教文ホール小・中集会室で開催された。昨年までは、同大学経営学部主催で行われていたが、今回は同大学 “ホームカミングデー” 行事の一環として、留学生センター主催で全留学生対象に行われた。初中級の部、上級の部にそれぞれ5名ずつが参加。ミャンマー、べトマム、タジキスタン、中国、ブラジル、韓国からの留学生たちが、与えられた命題 「私が見つけた日本」を各自の切り口でスピーチに挑んだ。さらに特別プログラムとしてショートステイ・プログラムの学生の発表も加えられた。
持ち時間 3分という短い時間内に、いかにアピールするかを競っていた。特に初中級の部では、今春に来日したばかり、あるいは日本語を専門としない学部・研究生であるにもかかわらず、皆流暢にスピーチしていた。その内容も日本人では気が付かないことを新鮮な目で鋭く観察したものであった。そして、審査員からの質疑にも堂々と応えていた。
最優秀賞は、韓国の留学生。韓国では効率性、早さ、結果を追及しているが、「ラーメン屋の前の行列から見つけた日本」で、自分の国で失っているものがあると思い、心豊かに学びたい、とスピーチを結んだ。
ミヤンマーでは笑顔だけで済ませているが、日本では「朝、昼、晩の挨拶」「行ってらっしゃい」で幸せな顔をしている、と。
ブラジル留学生は、来日前には日本は閉鎖的と聞いていたが、どこも安全で子どもが一人で学校に行くのに感心していた。やさしく丁寧で思いやりがあり、自分も歓迎されていると思うと日本を褒め過ぎ。
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スピーチ大会会場で |
中国の留学生は「幸せになるための魔法の言葉」で「ありがとう」の言葉の大切さを語った。日本では美味しい食事や大切な友だちと一緒の時「ありがとう」と言う。自分はまだまだ新芽だが、周りは水をくれるじょうろで、自分の成長を助けてくれる、と「ありがとう」を噛み締めていた。
ベトナムの留学生は放射能騒ぎで大阪に一旦避難はしたが、8月にボランティアで石巻へ行った。「桜が依然として咲いている」で困難は越えられる。もっと美しい東北が作れると日本人を応援してくれた。
中国の留学生は「震災から見つけた日本」で、来日後半年であったが震災で本当の姿を見た。ルールを守りながら災害を乗り越えるのを見た。@長蛇の列を作ってパンを買い求めていたが、第1パンでは詰め放題130円でパンを放出、みんなで協力しながら乗り越える姿を見た。安心感が出てくる。A放射能による出国騒ぎの際、入国管理事務所で長蛇の列だったが「今日の仕事は今日中に」をしっかり守ってくれた。
RCA国際交流委員会では毎年、同大学の留学生を招き「トークサロン」を開いているが、その関係から招きを受け、国際交流委メンバー大勢が参加した。
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