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緑園都市コミュニティ協会(RCA)国際交流委員会主催のトークサロン第85回が、6月26日(土)緑園クラブハウスで開かれた。今回のゲストはスロバキアのコメンスキー大学からフェリス女学院大学に日本語と異文化コミュニケーション専攻の交換留学生として昨年8月に来日、今夏には帰国予定のペトラ(Petra Solivarska)さん。参加者も50名を超える大盛況の会であった。 同国はチェコ、ポーランド、ウクライナ、ハンガリー、オーストリアに囲まれたヨーロッパ中央部にある。宗教面ではカソリック系が60%を占める。チェコが工業国であるのに対し、スロバキアは昔から農業国、だが最近は韓国 KIA、仏シトロエン、独ワーゲンなどの自動車工場設立により、国民一人当たりの年間生産台数は106台(2007年)となっている。鉄鉱石、金鉱、石炭、マグネシウムなど天然資源に恵まれている。基本的情報に続き、伝統、衣装、音楽、踊り、料理、クリスマスにまつわる習慣などをビデオを交えながら説明していた。しかも流暢な日本語で。
高校の卒業には試験制度があり、4年生で必修5、選択3の科目を1年間かけて勉強し、国家筆記試験合格後、口述試験をクリアしないと卒業できない。卒業式では皆おしゃれなに着飾り、卒業証明に緑のリボンを付けてもらうが、自分はそれをその晩失くしてしまったと。 EU加盟で、域内パスポート不要、共通通貨などの利点もあるが、物価上昇、知識階級の若者が外国移住が多くなったなどデメリットもある。ユーロは2009年に使用開始したばかりで、まだ戸惑っているとのこと。 同国では、日本は知られていない国の一つで、「台風、地震、津波があり住みにくいところ」というイメージであるので、母親は心配しきり。そのため母親とは毎日「自分は元気、大丈夫」とメールでやりとりしている、など微笑ましい話もしていた。「日本は英語のレベルが高い」とのイメージなのだが、日本に来てその違いに驚いた様子だった。また、日本に来て、スロバキア人がびっくりしたり、面白いと感じることは「授業中寝ている学生の多いこと」、「厳しいゴミの分別」、「百円ショップ」(よく利用している)、同国では卒業後であるが、日本では「学生中に就職活動する」、「自動販売機の多いこと】などを挙げていた。 |