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大自然のすべてがあるアルゼンチン |
〜 緑園国際交流 第69回トークサロン 〜 |
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吉田 ミリアン・ カリナ さん |
アルゼンチンは日本の真裏にあるが、南北3800kmもあり、亜熱帯から寒帯など気候は様々で、自然は豊か。5千年以上前からいた原住民の遺跡やイグアスの滝、スペイン植民地時代の遺跡など世界遺産も多い。1816年にスペインから独立後、世界各国から移民が来た。(日本は1900年初頭から移住が開始)日系人は3万人程度で全人口の1%に満たない。スペイン、イタリア系が多い。
「アルゼンチンって、どんな国?」というテーマでパワーポイントを使いながら語るのは、現在神奈川県農業センターで花や野菜の品質改良のため、遺伝子組み換えなどの研修のため来日している吉田
ミリアン・ カリナ さん。この会は、1月29日(土)午後、緑園クラブハウスで行われた緑園都市コミュニティ協会・国際交流委員会が主催した第69回トークサロン。 ミリアン さんは日系3世で、祖父母は長崎、長野、北海道の出身とのこと。ブエノスアイレスの国立大学を卒業後、国立の農業関係の研究所に勤務、同所から日本に派遣された。
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首都の中心 |
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アルゼンチンでの義務教育は、6〜12歳であるが、生後間もない乳児も幼稚園に行くことが多い。国立大学の学費は無料で入学は容易。しかし、毎月試験があり、卒業することは難しい。女性の進学率は高く、男性の医者は10%程度で女性の医者が多い等、女性の社会進出が進んでいる。カトリック教国だが、離婚に厳しくなく、独身で同棲している人もおり、20歳未満で子どもを持つ人も多い。
日本の7倍以上の土地に人口は3分の1。首都ブエノスアイレスの人口は全国の35%、コルトバなど他の都市を入れると60%と都市に集中している。でも、都会を一歩出ると自然豊かで、南米特有の動植物が豊富。交通網は鉄道とバス。首都には日本製の地下鉄も走っており、33円と料金は安い。 貧富の差が大きく、スペイン入植者の子孫には資産家が多い。日本の消費税に相当するものもあるが、21%と高い。
サッカーが一番盛んで、金持ち地区と貧乏地区のチーム同士の試合には、スタジアムの熱気は大変。住民は、デモが好きのようで、デモ行進があると、それを見に行くため観光する人も多い。
また、タンゴについての質問には、アルゼンチンは発祥の地であり観光客は楽しんでいるが、いまや若い人には受けていない、と答えていた。 |
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