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地域福祉保健計画研修会
居場所づくりの取組みについて
「だんだんの樹」服部理事長の話を参考に

第3期計画の背景を語る菅野会長  
 第3期計画の背景を語る菅野会長  
 緑園地区社会福祉協議会(会長:菅野英夫)は、今年度第2回地域福祉保健計画研修会を3月27日(日)緑園地域交流センターで開催、当協議会役員、泉区役所、泉区社協、新橋地域ケアプラザなどが参加した。

 緑園地区の超高齢化率(75歳以上・平成27年3月)は8.5%に対し、平成32年には11.6%となると見込まれている。2025年問題と言われているように超高齢者は増える。平均寿命と健康寿命の差が10年ほどあることからも、これからは介護・福祉関連のニーズが一層高まっていくと考えられる。

 第3期緑園地区地域福祉保健計画(平成28年度から32年度)の目標と具体的取組みの一つである「子どもと高齢者」の中で、‟居場所の充実”が採り上げられている。今研修会のテーマは「高齢者の居場所の取組み」。現在、各団体としてすでに取り組んでいる状況の報告と当社協として次年度の活動案について説明があった。
  「だんだんの樹」の服部理事長
   「だんだんの樹」の服部理事長

 これに先立ち、「認定NPO法人 だんだんの樹」の服部理事長から、当法人としての取組みについて説明があった。当法人は、小規模多機能事業書として居宅介護、訪問介護、保険外サービス(有償)活動、サロン活動を行っているが、今年2月に、いわゆる居場所である地域交流拠点「コミュニティだんだん」を立ち上げ、そこで、健康体操、要介護予防としての脳いきいき教室や脳活性化ゲーム、カフェ、食事会などを行っている。
 立上げて、想定以上に来店してくれ、「地域は(こういう拠点ができることを)待っていたのか」と思う。一緒にやってくれる人、ボランティアもやらしてほしいと増えてきている。これから、いろんな事業が発展していきそうに感じている。
 考えの基本は「地域づくり」。「助けて」といえますか、という言葉に考えさせられ、一人ではできない。みんなでやっていく。お互いさまの考えで。いままで、地域のニーズに応えてきた結果、事業拡大ができてきた。現在、認定NPO法人となっている。
 研修会の会場  
 研修会の会場  

 緑園地区内の取り組みについて、高齢者食事会(民生委・地区社協)、おとなの居場所「ふらっと」(民生委)、南北緑友会(シニアクラブ)、東花会「友愛サロン」(シニアクラブ)、井戸端会議(2丁目)、水曜会(4丁目西)、緑園サロンから、それぞれの活動状況が報告された。
 地区社協からは、"元気で長生きの集い「健康サロン」(仮称)を、各自治会主催、民生委・緑園サロン・シニアクラブ・ケアプラザ・地区社協などの協賛で開きたい。自治会館・クラブハウス・コミュニティセンターを活用。開催日の活動内容・スケジュール案を作成のうえ、連合自治会を通し各丁目の意見徴収する、としていた。