緑園地区 第4期 福祉保健計画研修会 
第5期 緑園地域福祉保健計画策定(令和8~12年度計画:今年8月策定予定)、第4期課題を踏まえて新ニーズ取入れを
認知症理解の特別講座(急進な高齢化と誰も可能性のある認知症を理解し、いつまでも安心して暮らせる街を目指そう
  
  緑園地区第4期福祉保健計画研修会が223()、緑園地域交流センターで開かれました。
  当緑園地区も急速な高齢化の進展、高齢者のみの世帯増加、一人住まいの増加が顕著となっていることから、次期緑園地域福祉保健計画(第5期泉わくわくプランの当地区計画20262030年:今年8月策定予定)の策定に当たっての研修と特別講座として、「認知症を理解する」をテーマに行われました。
   
 緑園地区民生児童委員
協議会の堀口会長
 

 開会挨拶後、まず状況報告として、緑園地区民生児童委員協議会の堀口会長から「高齢者見守り活動の現状について」が報告された。75歳以上で独り住まいの方々を区役所から名簿が提供され、その方々(100名を超える)の見守りを行っている。
 さらの高齢者の方を対象にしたサロン活動「ふらっと」を開催している。コロナ期には中止していたが、1昨年から復活している。その中で、うれしいことに男性グループができ、仲間同士の付合いができてきている、などを語っていた。 
   
   緑園地区社協の伊藤会長

 研修1は、第5期緑園地区福祉保健計画策定についてとして、緑園地区社協の伊藤会長から説明があった。現在進行中の第4期の振り返りと課題としては①コロナ期もあり、各事業に中断があったが、令和5年度から、いずれも再開している。ただ、高齢化や当地区特有の坂道など地形的理由もあるが、参加者が減少傾向にあること、担い手も不足状況となってきている。
  これら第4期の課題を踏まえ、①各種活動、イベントへの参加者を増やす、②子供から高齢者まで、だれでも参加できる活動を検討するとともに、健康づくり活動をもっと身近なものに、と強調していた。
 今年8月に取りまとめるので、皆さんからぜひ意見を出してほしい、また作成に向けご協力をお願いしたいとしていた。

 
 生活維持向上倶楽部
「匠」の西田大輔さん
 

 研修2として「特別講座”認知症を理解する”」を、生活維持向上倶楽部「匠」の管理者で生活相談員の西田大輔さんが講演した。 
 参加者は聞くだけでなく、一緒に参加体験を、として「じゃんけんゲーム」から始まり、話の中で回答を求めたりしていた。講和は、認知症の基礎知識(人数が多い、誰もその可能性が。大脳の働き、認知症の種類、それぞれの代表的症状、それに伴う本人の心理的変化、認知症理解が大事な理由(周りの人の理解が本人・家族を救う)、認知症の進行を遅らせるポイント、認知症の人を支える3つの馴染み(昔:人、道具家具、行動)等と1時間近く詳しく語ってくれました。

  まとめとして、①最後のポイント「認知症になることは残念なことかもしれません。でも、その人が不幸になるかどうかは、周りの人の関わり次第なのです。②一番大事なことは、「あなたの大切な人が認知症になっても、変わらないお付き合いを続けていくこと」なのです!を語ってくれました。