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緑園地区地域福祉保健計画研修会が、7月28日(日)緑園地域交流センター会議室で開かれた。テーマは「高齢者のアンチエイジング」。講師の板東氏は、上記3大要因について解説し、アンチエイジング(健康長寿)の2大要素は、@活性酸素を減らす(ビタミン・ポリフェノール・水素水摂取)、Aカロリー制限(腹7分目、抗酸化物質のレスベラトロールの摂取)だとした。 そして、氏が自院で紹介している「秘訣」として、「ボケ防止」については「新聞朗読・一行日記・散歩・趣味・大笑い」、「長生き」については「禁煙・節酒・節ごはん、野菜・果物・青魚、水分充分・塩分控えめ(1日7g)、笑い・生きがい・ウォーキング、を挙げていた。 高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満などの生活習慣病の要因は、食生活、運動不足、アルコール、タバコ、休養、ストレスなどで、動脈硬化が進行し、心臓病や脳卒中などを齎す。多くは自覚症状を伴わないことから、沈黙の殺し屋といえる。
認知症については、65歳の人の15%に上り、かつ予備軍が約400万人おり、そのうち毎年10%の人が認知症となる、と厚労省では推計しており、急速な拡大がに予測されている。治るものや一時的症状の場合があるが、現在治す薬も悪化を止める薬もなく、進行を遅らせる薬しかない。脳への認知症出現は、軽度認知機能障害(予備軍)の相当以前から始まっており、また認知症を疑う兆候は、いろいろある。さらに検査方法も進歩してきており、早期診断、早期治療が重要だ。 予防としては、認知症発症リスク(運動不足、高血圧症、高脂血症、肥満、肉に偏った食事など)を少なくする暮らしをすること。また、楽しい思いや心地よいコミュニケーションによって症状軽減や進行遅延が期待できるので、「生きがいを持つこと」が大事だ。 |