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安心できるシルバーライフ講座 第2回
元気なうちに考える高齢期の住まい
緑園サロン5周年記念講第2回

栗原道子さん
 「今や高齢期は誰にも30年はある時代です。この間、状況は変っていきます。家も古くなりメインテナンスも必要になる、伴侶もなくなったり、親しい人、身近な人がいなくなる、などの周辺事情の変化で、どんな人でも気持ちが弱くなります。身体の状況も、目も見えづらく、耳も遠く、足腰も弱まり、引きこもりがちになる。誰も家に来なくなり、孤独感も募って来ます。そうなってから、施設を探すことは困難。特に一人になってからでは、子供や知り合いに頼んだり相談することになる。したがって、ぜひ元気なうちに、自分で選んで喜んで入れる、自分の住まいと思えるところを、あちこち見当をつけておいた方がいい。また、どこの施設も自宅より収容場所は狭いので、今のうちから荷物の整理をしておくこと。」とNPO法人 シニア住まい塾の栗原
熱心に聴く参加者たち
真剣に聴き入る参加者たち
道子さんは語る。

 緑園サロンが今年度で創立5周年を迎え、それを記念して「老い支度を元気なうちに仲間と共に考え、学ぼう」とのコンセプトで開催した「安心できるシルバーライフ講座」第2回。2月22日(金)午後、緑園地域交流センターで、講師に栗原さんを迎え開かれた。

 元気な人が住み替えるきっかけについてや、自立支援型ケアハウス、グループリビング、シルバーハウジング、高齢者向け優良賃貸住宅などについて、今やいろいろな多くの施設があるということ、そして具体例を挙げ、選ぶ時の基準をはじめ、それぞれの特徴について説明していた。
講演後の相談コーナー
講演後の相談コーナーで

 「後援会や相談会で説明する機会が多いが、女性は具体的な質問が多いのに対し、真剣に聞いてくれる男性は、ほんの一握り。「子供がほっておくことはしない。」「うちの女房は最後まで面倒を看てくれる。」と自分の介護について切実感を持たない人が多い。奥さまも高齢になっていくのだから、自分のためにも、奥様を大切にしてください。」と話しかけていた。

 講演後、館の一角では個別に相談会も設けられていた。