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気持ちの持ち方で人生は変わる、と語る大島さん |
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『「氷が解けたら、何になる?」と参加者に問いかけた。「水に」という声が上がった。正解ですが、「春になる」という答えもあってもいいのでは。これは感性の問題。自分は修業のお陰で、「生きている」との思いから「生かされている」と感じるようになった。「心にゆとりのない、自分だけよければ…」という現時代ではあるが、常に感謝の気持ち、あなたのお陰という気持ちを持って過ごすことで、自分の世界が変わる。たった一度の人生。そういった気持で、ぜひ1日1日を大切に過ごしていただきたい。』と語りかけるのは、大島龍穏氏。
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今回も大勢の参加者が |
緑園サロンは「安心できるシルバーライフ講座」の第6回講座「心を豊かにする生き方」を、3月11日(木)午後、緑園地域交流センターで開催した。講師の大島さんは、「鬼刑事、僧侶になる」、「定年出家 鬼刑事はなぜ僧になったか」の著書で知られる。神奈川県警で長い間刑事畑を経験、数々の凶悪事件を体験する中で、被害者、その家族の悲しみ、怒りだけでなく、犯罪者の家族の苦しみ、さらに犯罪者本人の精神的煩悶や犯罪に至る経緯などを知り、おして感じたことから、定年を前に退職し僧侶に転身。現在、僧侶の傍らm各所でその体験から、人の生き方について講話を続けている。
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講座後も懇談に |
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犯罪は子ども時代に芽生え、その時点で丁寧に摘むことができる、との考えから若い時から青少年担当を切望していたが、刑事畑が長く続いた。特別少年院の特殊面接員となったことから、僧侶の道に行くこととなった。思い続けると、形は変わっても、願いが叶うものだと思う、と自らの経歴を含め語っていた。講座終了後も、大島さんを交えて懇談が続いていた。
緑園サロンは平成19年秋から、創立5周年を記念して「老い支度を元気なうちに仲間と共に考え・学ぼう」をコンセプトに「安心できるシルバーライフ講座をスタートし、今回が6回目。 |