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泉区福祉保健課長の斉藤昌代さん |
緑園の街の「ふれあい・助け合い・仲間作り・地域の活性化」に取り組むグループ「タスカル」の講演会が3密を避けるため緑園地域交流センター体育館で開催された。テーマは新型コロナウイルス感染症について「コロナに負けるな!! から コロナと一緒へ」、講師は横浜市泉区福祉保健課長の斉藤昌代さん。
「新型のコロナウイルスとは」から始まり、中国武漢を起源とした新型ウイルスと、欧米から時間とともに変異した欧米からのものが一部混在している状況。感染し、「人」の中「肺、鼻・口・気管支、唾液」で増え、血液、便にも居る。症状は発熱、咳、だるさ、食欲低下など。感染経過としては軽傷のまま治癒80%、中等症(肺炎・呼吸困難)20%、重症(人工呼吸器管理)5%、致命的2~3%といった割合。一方、インフルエンザは毎年1200万人以上が感染し肺炎で亡くなる人は10万人前後ということも知っておいて欲しい。
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質疑応答の場面で |
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横浜市の医療体制は、軽症200床、中等・重症500床で陽性確認者は全員入院している状況。陽性確認者の入院は専用車6台で対応できている。
感染確認の状況は、発症前の感染者からが45%と一番多く、症状のある感染者からが40%、10%は環境から、5%は無症候性感染者からという状況。
保健所(福祉保健センター)の仕事は、①感染先を追うこと(濃厚接触者の特定と新陽性者の入院調整、調査、濃厚接触者の特定など)、②感染源を追う(14日間遡る行動調査、疫学調査協力)ことでこれらのことから3密の危険性、潜伏・感染期間、クラスター発生リスクなどが解明されてきた。(陽性者から14日間に遡っての行動をお尋ねすることになるので、皆さんも、是非行動実績の記録を普段から心がけて欲しい、とのこと。)
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30名ほどの参加者が |
これからは、自分が感染しているかもしれないと考え、感染させない行動の徹底が大切。「感染(うつ)らない」「感染さない」ため、「新しい生活様式の例」を示した上で、テレワーク、電話、スマホやPCでのチャット、WEB会議、買い物の工夫など、「接触しないで繋がる新しい生活様式」にチャレンジを、と強調していた。
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