花を育てながら小学生を見守る取り組み 
泉区でスタート

2014.06.13 03:00 :神奈川新聞

 花を育てながら小学生を見守る「緑園子ども見守りプロジェクト」が12日、横浜市泉区の緑園地区で始まった。地域住民が登下校の時間帯に花を手入れし、地域ぐるみで子どもの安全を守る。

 同プロジェクトは2012年、「花で子どもを見守ろう」を合言葉に同市青葉区でスタートした。泉区では初めての取り組みで、市立緑園西小学校と市立緑園東小学校の学区内にある89世帯の庭先などに鉢植えを設置。登下校の時間帯に水やりなどの手入れを行いながら、子どもたちに声掛けをする。

 緑園西小で行われた開始セレモニーには、両校の児童や地域住民ら約230人が参加。両校の3年生が住民と協力し、鉢植えにマリーゴールドやブルーサルビアなど3種類の花を植えた。

 実施を呼び掛けた緑園地区活性化委員会の委員長(71)は「通学路の花を目印にして、子どもたちからも地域の住民にどんどん声を掛けてもらい、地域の絆を強めたい」と笑顔で話した。