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21日午後3時前には、小学生がリュックサックを背負い、それ以外に手荷物を下げた子たちも続々と学校に入ってくる。2日前までの猛暑に比べ、前日から肌寒く、空模様も怪しい。おそらく、寒さ対策で親たちが、タオルケットなどを持たせたということも。 まだ明るいうちは、NPO法人ソフトエネルギーポロジェクトによる自然エネルギーと省エネに関する学習。電気は石油など化石燃料使用で作られるが、それで発生する炭酸ガスにより地球温暖化が起こり、海面上昇で困る国をはじめ異常気象など諸問題発生している。それにより世界各地での水不足も。それに対し、太陽からのエネルギーは偉大で、いろいろな使い方ができてきている。アフリカ・セネガルの状況とそこへの国際協力でソーラークッカーによる調理の実例などを話していた。そして、今日の話を家族と話し合い、各家庭での電気の節約を是非進めてほしい、としていた。 校庭では、ソーラー・カーが展示され、太陽光による発電やエコクッカーのコーナーなども設けられ、それぞれで説明を聞く。手回し発電コーナーでは触り回し発電させ、光、音などが出ることを体験していた。また、ミニエコカーでは、順番に試乗し、太陽の光だけでこんなに走れるにか、と驚きの声を上げていた。これには、子どもたちだけでなく、先生たちも喜んで体験に参加していた。 待望の食事時間。スタッフが準備してくれたカレーライスをもらい、体育館の外で並んでいただきます!。食後休憩の後、夏祭りに向け体育館一杯に輪になっての盆踊りとソーラン踊りの練習。 その後、学年・地域別のグループでのチーム対抗のペタンク、吹き矢の競技に入った。これらは夜、子どもたちが、なかなか興奮して寝付かないことから、体を使ってもらい少しでも早く寝てもらおうと考えた、とあるスタッフは語っていた。 さて、宿泊体験に向け寝床つくり。体育館を2分し、男女別の位置が決められた。各自2つの段ボール箱を取りなさい、の合図で皆われ先にとダンボールが置かれた場所に殺到。多くは仲間と一緒の寝室(?)だが、中には自分一人のものを作り出す子も。ダンボールをどうつなげ、どんな形に、と試行錯誤の時間が経過。消灯の9時を過ぎても終わらない。スタッフの優しい処置で延長しながら、実際には9時50分になっていた。 スタッフは5時半起床で、おにぎりと豚汁が用意された。 子どもたちの感想。「2時、3時まで寝られなかっった」、「ほとんど寝ていない」、「話し声や歩く音で・・」、「作った寝床が時々壊れて・・」、「最初は暑かったが、寒くなったときも」、「床が硬くて…」、「楽しかったし、また来年も来たい」といった声が聞けた。 |
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