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当ホールは100名も入れば、補助いすを出さなければならないため前売制としたが、入場券は申込み開始まもなく完売だったとのこと。
第1部は、緑園の隣町 弥生台在住の小学3年生 小林亭竜之介 による「落語」。今日の演目は「一目上がり」で平成22年、宮崎県で開催された「全国こども落語大会」で審査員特別賞を受賞したものだそうだ。 和服姿での登壇の時は、こんな小さい子が、どんな話を、と思ったが、なんとなんと、話が進むにつれ、表情の豊かさ、掛け合いのうまさ、おかしさが伝わってくる。会場も大笑いと拍手喝采での降壇となった。 4歳のころから落語を覚え始め、現在は地域のイベントや施設での慰問等で披露する機会が増えているとのこと。 休憩の前に、「タスカル」の紹介を代表の高野稔氏 が、続いて当団体のPRDVDの上映が行われた。 第2部は、affection によるコンサート。「タスカル」の交流会でも演奏したこともあり、すでにおなじみのグループ。全員音楽大学卒で、在学中からクラシック音楽をベースにしながら、現在はジャズ、ポップス、ミュージカルナンバーなど幅広く演奏する「ジャンルにとらわれない音楽」グループ。
最初の曲は、Libertango 、ラテン系らしく、力強く、壮大でアドリブの利いた演奏で、場内の雰囲気が一気に変わったと感じられた。Spain、青春の輝き、愛のテーマなど、さすがジャンルにとらわれない曲を心地よく聴かせてくれる。アンコールは「花は咲く」、復興支援ソングで、すでに誰でも聞いたことのある曲だ。会場には若者から超高齢者までが来場しており、曲に合わせ声を出さなくても口ずさんでいる人もいたが、全員で合唱となった。 このイベントは、この落語とコンサートだけでなく、住民からの提供品を受けて「バザー」も当西の街コミュニティセンターで同日に開かれていた。これら収益金は被災地の復興を担う子どもたちの学校生活支援を目的に気仙沼市の教育委員会に寄付する。現地からは、児童のために有効に活用されているという嬉しい報告が寄せられているとのことであった。 |