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講師の山岡進氏 |
緑園地区は山林を開発、造成され、25年目を迎える住宅地。3・11の東日本大震災以降、度重なる地震発生だけでなく、首都圏直下型大地震発生予想が報じられるなどで、自分の住んでいる地盤が、どうなのかという住民不安だけでなく、防災意識の高まりから、定員60名にもかかわらず、90名近い参加者を得て講演が始まった。
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会場は超満員に |
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緑園地区内で、より快適な生活が送れるよう、ボランティア精神をベースにした「ふれあい・助けあい・仲間作り・地域活性化をめざした組織」のタスカルは新春大講演「緑園地域の土地の成り立ちと地震防災について」を2月26日午後、緑園地域交流センターで開催した。講師は、山岡進氏。同氏は各地の地形・地質を調査研究し、緑園地域の開発・街づくりに相鉄且梠繽]事していた。
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緑園地域の地質図 |
古代からの関東地帯、緑園地域の地形・地質についての紹介から始まった。緑園地区は海抜27〜89m(校庭さ62m)でほぼ中央を南北に谷戸が走っている。谷戸部武bbには田、畑が、他は山林、地区内には46戸の家屋と22か所の墓地があった。地層は、古代から幾層ものローム層からなり、その間箱根や遠くは鹿児島の開聞岳からの灰の層もあり、幾層も連なる地形となっている。
当地域の南側は海であった古生物の化石が発見されている。相鉄線のトンネルは谷戸に設けられ、造成地北側の一部は盛土されている。盛り土による過去の造成では、そこがずれるという事例もあるが、建築基準法の改正の都度、規制が強化されており安全性は増している。
関東大震災字の東京、横浜の影響や、活断層や発災時の液晶化などにも話題が及んだ。 地震予知は、過去の地震記録から周期的に発生することを前提に想定されており、様々な受け止め方がある、としていた。 |