|
|
|
講師の稲坂恵さんと受講者 |
家族が介護する上での悩みや不安を話したり、楽になる介護の方法などの情報交換の場として、新橋地域ケアプラザでは毎月「介護者の集い」を開催しており、9月は「体の痛みがラクになる!? 体の動かし方講座」が29日(火)開かれた。
講師は理学療法士で、日本セーフティプロモーション学会理事の稲坂恵さん。年とともに姿勢が悪くなること、椅子やベッド生活の影響で欧米人と似た足腰の筋力低下が日本でも起こっている状況を紹介。まず、立位・腰掛け座位・車いす座位についての良い姿勢、悪い姿勢を紹介。例えば座位での座骨を意識しての座り方、それがずれている時には悪い姿勢となり、脊椎などへの影響があること。また、膝・腰・肩などへの影響など。
|
|
ベッドから車いすへの介助を体験 |
|
次に、「俯け」から「うつ伏せ」への寝返り方、ベッドからの起き上がり方、イスやベッドからの立ち上がり方、床からの立ち上がり方について画像を示し、また体験をさせていた。要介護者に対しては、本人の能力を十分に活かすことが、介護者の役目で、「介護」ではなく「介助」すること、本人の能力を十分に活かしてほしい、としていた。
会場にベッドと車いすを用意し、ベッドに寝ている半身まひの人を起こし、車いすに座らせることを、本人の能力を活かし、介助者はその動作に手、足を添えるということを、参加者全員が交互に体験していた。 |