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岡津中学校区 地区懇談会
災害時の備えについて
家庭・地域・学校でできることの再確認

  体育館で開かれた地域懇談会で挨拶する廣渕校長
  体育館で開かれた地域懇談会で挨拶する廣渕校長
 横浜市立岡津中学校区の地域懇談会が、7月1日(金)夜7時から岡津中学校体育館で開かれた。参加したのは、中川、新橋、緑園、上矢部の4地区の連合自治会長始め、各自治会・町内会長、地区社協会長、緑園東・緑園西・新橋・岡津・上矢部の各小学校長他職員・PTA役員、当中学校教職員・PTA役員・生徒の保護者、新橋地域ケアプラザ所長など、大勢の人たちが、体育館に集まった。

 今日のテーマは、「災害時の備えについて〜家庭・地域・学校でできることの再確認〜」。大地震発生が想定される中、保護者・小学校・中学校・地域の人たちと、いろいろ情報交換が得られれば、と開催されたもの。

 廣渕校長、嘉山PTA会長の挨拶後、4連合地域に分散し分科会に移った。簡単な自己紹介後、各小学校、中学校、各地域での災害に備えた訓練等の活動の報告続き、自由な意見交換に移った。

地域別のブロックに分かれ分科会  
地域別のブロックに分かれ分科会  
 家庭での親子の話合い、隣近所との話合いと顔見知りとなっておくこと、登下校路を中心に危険個所の洗出し、継続した訓練、災害時を想定し、いろいろイメージをしてもらう、子どもに自分の身は自分で守ること(自助)、といったことを進めるべきといったことが話し合われた。

 特に昼間は大人の健常者は仕事で地域に不在ということもあり、地元にとって中学生は大きな力。地元の訓練参加など、積極的に防災活動に参加してもらいたい、といった声が多かった。
 また、発災時、学校と地域との密接な連携体制のためには、普段から相互の連絡体制を作っておくことが大切だ、との意見もあった。
 
 災害時には、他の被災地での状況からも、生徒は地元で大きな力となることを踏まえ、廣渕校長は大地震の場合の横浜市立中学校の取り決めについて説明。登校中の扱いについて、保護者が迎えに来るまで留め置くこととなっているが、安全を確認し対応したい。また、各地域の訓練参加については、生徒もクラブ活動などいろいろな活動を行っており、居住地も異なっていることなど、地域訓練との日程で条件を合わすことが難しいことを承知してもらいたい。この4月に赴任したばかりで、防災に関しては関心を持っており、いろいろ取り組んでいきたい、と話していた。

注:横浜市立中学校の取り決め 
 @ 登校前(生徒は自宅にいるとき)は登校を見合わせ、自宅待機、
 A 登下校時は、生徒が学校の近くにいる場合は学校に、自宅の近くにいる場合は家に戻る。
 B 登校後の場合、保護者または代理が必ず学校に迎えに来てもらう。それまで生徒を学校に留め置く。
 C 警戒宣言発令の場合、原則授業を打ち切り、保護者が家にいる場合生徒を帰宅させる。
   不在の場合、保護者が迎えに来るまで、学校に留め置く。