| 緑えんネット | RCAコーナー |

緑園地区の敬老祝賀会 
岡津中学生の吹奏楽・寸劇・唱和でお祝い
 
 
 久し振りに落ち着いた天候で、まだ暑さも残っているが、一段落といった9月21日(祝月)「敬老の日」の午後2時から、75歳以上の高齢者300名が参加し、「緑園地区敬老祝賀会」が盛大に開催された。この会は緑園連合自治会主催のもと、緑園地区社会福祉協議会、緑園地区民生児童委員協議会、緑園都市コミュニティ協会のほか、同地区の各種団体の協力で、緑園地域交流センターで催された。泉区長の下村直氏、泉区連合自治会連合会会長の日並勇氏のほか、当地区の学校・施設など地域の関係者や衆議院・県・市の議員の人たちがお祝いに駆け付けてくれていた。

 敬老の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としている、とのこと。

  第1部は、伊藤正男(6丁目自治会長)氏の司会で、実行委員長成田俊人(7丁目西自治会長)氏による開会の辞に始まり、連合自治会長の八谷道紀(4丁目西自治会長)の主催者挨拶、続いて来賓挨拶として泉区長下村直氏が。また警察署生活安全課長からは、特に高齢者の被害が多い最近の犯罪事例などが述べられ、注意を呼び掛けていた。さらに、議員団代表による祝辞に続き、高齢者代表として緑園地区シニアクラブ連合会長の後藤登美雄氏から謝辞が述べられた。

 下村区長から、泉区の高齢化の状況などが述べられたが、緑園地区を見ると、住宅地として開発後29年が経過し、65歳以上の割合(高齢化率)は泉区の26.3%(H27.1現在)と比べまだ若いとは言っても、21.2%と高齢化は確実に進み、超高齢社会の仲間入れの状況。75歳以上の人口も1161名となっている。

 当地区民生児童委員協議会代表の牛見とも子氏の第2部開会の挨拶で、お楽しみの時間に。恒例となった岡津中学校生による吹奏楽。今年は35名。元気の出る演奏が続き、中には懐かしの曲も。アンコールの大声援後も、拍手を受けながら堂々とした演奏が行われた。高齢者たちは、孫に相当する年代の子どもたちの若さと元気に触れ、『元気をもらった』と。

 次に登場したのは、高齢者を中心に被害が多い「振り込み詐欺」の寸劇。ケアプラザ職員が被害者役、地域の役員が犯人役に扮し堂々と演じていた。実際にあった事件に基づいて、あらすじを作り、騙されるポイントや詐欺の手口などの解説をし、被害に遭わないための方法を訴えていた。

 地域カラオケ同好会による懐かしのメロディーを会場内全員での唱和で、緑園都市コミュニティ協会理事長の見瀬堅悟氏の閉会の辞となった。