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今年のASEAN共同体の議長に |
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緑園国際交流委員会主催の第161回 トークサロンが3月22日(土)緑園クラブハウスで開催されました。今回のテーマ「多様性と発展を遂げる国 マレーシア」。マレーシア大使館一等書記官のジェフェリー・メイヤーさんが英語で講演され、同大使館広報担当の中田祥子さんが通訳をしてくれました。
今年1月に、石破総理がマレーシアを訪問、歓迎式典やアンフル首相との首脳会談の様子などの話題が提供された。 ASEAN10か国が加盟するASEAN共同体は、域内外交流の活発化、地域の安定・安全・繁栄を促進し、経済発展を目指している。10周年を迎えた今年、マレーシアは当共同体の議長国となっている。 【事本情報】 メイヤーさんは、今日のために準備されたPPT資料「マレーシアは本当のアジア」を基に、首都クアラルンプールとそこの王宮、行政都市プトラジャヤと首相府、国土は日本の約9割で、3つ地域(マレーシア半島、サバ、サラワク)があり、13の州都と3つの連邦直轄区がある。さらに国旗とその意味を、それぞれ画像で示しながら紹介された。 人口は3,410万人で、そのうちマレー系先住民と地元系先住民が70%を占め、中国系13%、インド系7%となっており、国語はマレー語だが、英語は広く使われている。 宗教はイスラム教が63%、仏教19%、キリスト教9%、ヒンズー教その他、となっている。、国教はイスラム教だが、他の宗教も平和的に信仰されている。 これまでの歴史経緯の結果、多民族、多宗教という国。それぞれの民族が持つ多様な文化が、一つの国に、ぎゅっと凝縮されています。 お祭りにも、それが表れています。マレーシアは民族の数だけ伝統と文化に富んだ国。多彩で、カラフルなお祭りやイベントが数多くあります。 代表的なお祭りとその内容を紹介されました。 マレーシアの料理は、バラエティに富み、マレーシア発祥のニョニョ料理、ココナツミルクとスパイスのマレー料理、多種多彩な中華料理、香り豊かなカレー香りのインド料理など多彩な味は、多文化共存のマレーシアそのもの。
フルーツでは、フルーツの王様と言われる「ドリアン」、スターフルーツ、ランブータンなどのトロピカルフルーツを紹介。 動物・植物では、マレーシアの国獣で勇気と強さの象徴とされるマレータイガーはじめ、マレーグマ、アランウータン、象などの野生動物、サイチョウ一など250種の野鳥が生息している。植物群は宝庫で、国花はハイビスカス。 建築は、多文化を象徴する代表的建築物を鑑賞 高等教育として、大学は全国で92校(国立20、私立62、海外のマレーシア校10)あり、日本の筑波大学も。 現在130以上の国から12万人超の留学生が来ている。日本からの留学生は上位10か国に入っている。マレーシアは英語が広く使われているので、英語力を伸ばすことができる利点があるだけでなく、いろいろな面から、マレーシアは「地域の教育のハブ」の位置にあるのでは。
【日本との関係】 マレーシアと日本は、経済、文化、政治など幅広い分野で関係を深めており、対等なパートナー シップに基づいた関係を築いています。 活発な貿易や投資を通じた経済的つながりに加え、東方政策を基盤とする人的交流により、層の厚い絆ができています。 また、マレーシアでは日本の商品の品質と安全性が世界中においても高い水準であると認識されており、電気製品、自動車、美容製品なども人気があります。 講演終了後、恒例の質疑となりました。いろいろと活発な質問「民族・宗教の異なる人との結婚は?」「退職後に第2の居場所にマレーシアを選ぶ傾向は?」「日本とマレーシアの物価の差は?」などに対し、メイヤーさんの詳しいご説明で皆、納得。 メイヤーさんから、さらにお知らせとお願いがありました。 1.大阪万博2025が4月13日~19月13日まで大阪夢洲で開かれます。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、展示を見るだけでなく、世界80億人がアイデアを交換し未来社会を「共創」する、としています。 マレーシアのパビリオンはすでに完成しており、ぜひ皆さんのご参加をお待ちしています、とのことでした。 タイトルは、Weaving a Future in Harmony (調和の未来を紡ぐ) としています。 https://www.expo2025.or.jp/official-participant/malaysia/
多様な民族と活気ある文化を凝縮し、アジアの文化を調和的に融合しています。 ぜひ、この機会に皆様お誘いあわせの上、マレーシア訪問をお願いします。お待ちしております。 |