緑園国際交流トークサロン 第151回  
インドの歴史とドイツ大学生活について 
 インド共和国  インド出身、ドイツ大学から横浜国大へ交換留学生  ドイツ連邦共和国

 緑園都市コミュニティ協会(RCA)の国際交流委員会主催の第151回トークサロンが7月22日(土)緑園クラブハウスで開かれました。
   

 今日のスピーカーはインドのベンガル湾に面するインド東部のオリッサ州出身で高校卒業後、ドイツのオスナブリュック大学へ入学、現在同大学から横浜国大へ交換留学生として来日中のナカック・ディビャシュリー(Dibyashree Nahak)さん。テーマは「インドの文化とドイツ大学生活」。通訳は同委員会メンバーの根岸さん。

 初めに、ご自身の立場と今の学生生活について触れた後、インドの国土の紹介、言語や宗教等における多様性、勧善懲悪を中心とした祭りの模様、食べ物、芸術と工芸、伝統的ファッション、音楽とダンスの様子、ヨガ、1,600に及ぶ言語の数(中でもサンスクリット語は昔の言葉で現代インド言語の母体であると考えられているが中心)、寺社仏閣宮殿、インドの結婚式の様子、インドの映画、伝統的医術、種々の神に対する姿勢、敬語の使用法、お年寄りへの敬い方、社会的接触の仕方の日本との類似性及び武芸等について詳細な説明がなされた。

   
   
  ナカックさんの説明時での質問にも表れていた。
質問は英語で、という通訳からの申入れがあり、どうかな
、と思ったが、さすが国際交流に関心のある参加者たち、
活発な質問が出されていた。

 <質疑応答>
 
  特に印象的だったのは、ドイツにおける学園生活であり、自ら見出した手段によりインドからドイツに留学し、ドイツの国立大学では、授業料は無料、また公共交通機関(オスナブリュック内のバス、 ニーダーザクセン州全体の列車)も無料で、学生生活を謳歌していることである。また、大学への入学時には英語力を問うトTOEIC試験の結果と簡単な書類選考のみを経たとのことで、羨ましい限り。.

 
① 結婚時の貢ぎ物文化は残っているのか?  →  原則、今は無い。
② ドイツの学園生活で良かったことは何か?  →  日本と違って、規制が少ないことである。
③ 日本からドイツに戻った後のプランは?  →  ドイツで職に就く予定である。
④ ドイツへの入学時に苦労はあったか?   →  入学試験自体は英語力を問うトエックのみで、楽だった。
⑤ 将来何処に住みたいか?  →  断然ドイツである。