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RCA国際交流 第87回トークサロン
美しい地形、自然、文化の多様性
中南米の国 エクアドル

エクアドルからのフェルナンドさん  
エクアドルからのフェルナンドさん  
 緑園都市コミュニティ協会(RCA) 国際交流委員会の第87回トークサロンが、1月22日(土)緑園クラブハウスで開催された。今回のスピーカーは中南米のエクアドルからの技術研修生で、現在横浜国大環境情報研究院で勉学中のディアス・ゴメス・フェルナンドさん。

 神奈川県の招聘で昨年夏に来日。エクアドルでは国立エクアドル銀行勤務だが、土木技師。日本の環境関係を研究・吸収し、帰国後は上下水道処理、水質管理などのインフラ整備や化学物質による環境汚染対策などに貢献したい、と語っていた。
 母語はスペイン語だが、英語と日本語を、また通訳も交え同国について詳細にわたって紹介した。
  地理的に4つに分類、自然環境が大きく異なるエクアドル 
  地理的に4つに分類、自然環境が
大きく異なるエクアドル

 まず、同国の南米大陸における地理的位置づけ、アマゾン流域、アンデス山脈、海岸地帯、ガラバゴス諸島と4つの地域がそれぞれ気候、自然など多様性に富んだ国であることから始まり、紀元前3,500年の文化的遺跡も発見されていることや、それぞれの地域で異なった文化がみられること。インカ帝国時代、スペイン侵略と300年にわたる植民地化。1822年に独立。ペルーとの敵対関係も1998年に国境線確定など平和条約締結されている。 政治面でも軍事政権から1979年に民主政権に戻ったこと、地方行政区画、またインフレに伴う、米ドルの採用と説明が進んだ。
聴衆の中には、タイ、カンボジアからの技術研修生も  
聴衆の中には、タイ、カンボジアからの
技術研修生も
 

 地形やそれに伴う生物多様性については、いろいろな写真をスライドで映していた。地形、動物、植物など、あまりに多様であるため準備した写真も多く、予定時間をオーバーしていた。そういった自然面だけでなく、独自の文化を持つ先住民族も多く、現代文明とあまり接触のないことから、独特の習慣、儀式があり、世界文化遺産や多様な食べ物にもわたって紹介していた。

首都:キト
通貨:米ドル・スクレ[エクアドルの紙幣]
言語:スペイン語
独立年月:1822.5
国連加盟年月:1945.12
面積:284,000km2
人口:1340万人
主な産業:農業、石油、
      水産業