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緑園サロン特別講座 第2回防災セミナー
直下型地震、自分の防災大丈夫?
「避難行動」シミュレーション

  シミュレーションの大切さを語る小原真理子さん
シミュレーションの大切さを語る小原真理子さん
 東日本大震災から、はや5ヶ月。もし首都圏に直下型地震が起きたら、どうしたらよいか、皆で考えようと、緑園サロンでは昨年に続き、防災に関する特別講座「第2回防災セミナー」を8月11日(木)午後、緑園地域交流センターで開催した。講師は、昨年と同様、日本赤十字看護大学 国際・災害看護学教授 小原真理子さん。

 冒頭、東日本大震災における日赤の救援活動『被災地での40日間』のDVDを放映、被災現場、病院や避難所での医療・介護活動、時系列的に変化する支援内容、避難所から仮設住宅へ移っていく中で、心のケアーや関連死にかかわる課題などが説明され、日ごろの付き合いや互いの分かち合いの大切さを語っていた。
受講者たち  
受講者たち  

 次に、実際に大災害に直面した時、どのような行動をとるかのシミュレーションに移った。それぞれの場面で、どうすべきかをイメージ(模擬体験)し、話し合い、決断する訓練をすることで、いざという時に役に立つことになる、という。大都市のシネマコンプレックス7階で映画を観賞中、地震発生。立っていられないほどの揺れ。7階には合計で400名入る3つのシネマ室があり、その一つにあなたはいる。その時、どう行動するか、といったいくつかの例題。
  YCVも取材に
  YCVも取材に

 近くの数人で意見を交わしながら、「キネマのスタッフの指示を待つ」、「安全を確認しながら自rの判断で非常口に向かう」などの意見が発表された。今回の津波の実例から、それぞれの現場の状況を見て、確認して、自分の判断を優先することも大事だということも意識すべきとのことであった。そして、地震発生時の対処、揺れが収まった時の対応などについて細かく解説した。

 また、人間の行動として @生活導線の志向 Aリーダー指示の方向へ、B明るい方向に、C入ってきた経路を逆に、D煙に追われ逃げる、E他人の行く方向に、F閉じこもり、といった特性があることを、リーダー的立場の人は認識しておくことも有用だとしていた。

 この講座について、横浜ケーブルビジョン(YCV)が取材に来ており、来週15日からの1週間放映される、とのことであった。